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人工妊娠中絶について

人工妊娠中絶とは、妊娠の経過中に人工的に子宮内の胎児や胎嚢(たいのう)を取り出すことを言います。
医学の発達により、最近ではかなり安全に行えるようになりましたが、母体にとって決して好ましいことではありません。手術の後遺症による体調不良や、以後の妊娠において流産や子宮外妊娠になりやすくなる、細菌感染によって子宮内膜炎や卵管炎になり、不妊症になるケースも少なくありません。

現在、日本においては人工妊娠中絶が認められる場合として以下の理由によるものに限っています。

1.優生学的な理由
夫婦のいずれか、および夫婦の4親等以内の近親者に遺伝的な精神疾患や身体疾患がある場合。

2.医学的な理由
本人または配偶者がらい疾患にかかっている場合。

3.身体的・経済的な理由
妊婦、出産が母体の健康を著しく害する恐れがある場合。

4.倫理的な理由
暴行や脅迫などによって妊娠した場合。

人工妊娠中絶の方法
●妊娠第6週~11週・・・掻爬術(そうはじゅつ)または吸引法で子宮内容物を排出させる。
●妊娠第12週以降・・・人工的に陣痛を起こさせて早産を誘発させる方法。

*ただし、人工妊娠中絶が認められるのは、妊娠第22週未満までです。また、原則として本人および配偶者の同意が必要です。また、最初のお子さんを人工妊娠中絶する場合は、特に母体への影響が大きいため、極力避けるようにします。やむをえず受ける場合も、胎児や胎盤がまだ小さい、妊娠3ヶ月初めまでとします。そして優生保護法指定医の資格を持った医師によって手術を受けるようにしましょう。